米粉の特徴

米粉の特徴

小麦粉に水を加えてこねると粘りのあるたんぱく質のグルテンが形成されますが、米粉からはグルテンはできません。そのため米粉商品にはグルテンを加えたものと、増粘多糖類や糊化米粉を加えて作る二種類があります。小麦粉は、パンや麺類、焼き菓子など、さまざまな料理に使われる素材ですが、小麦アレルギーの人は食べることができません。一方で、米粉は小麦アレルギーを引き起こす原因とされているグルテンを含んでいないため、小麦粉を米粉に置き換えれば、小麦アレルギーの人もこれらの料理を楽しむことができます。

また、小麦などのグルテンを含む食材を摂取しない「グルテンフリー」は、アスリートの食事法や健康管理の一つとしても注目されており、米粉はその代用品として使用されています。

 

カロリーは小麦粉とほとんど同じ

米粉のカロリーは100グラムあたり374キロカロリーに対し、小麦粉(薄力粉)のカロリーは100グラムあたり367キロカロリーと、ほとんど差はありません。しかし、パンを作った場合で比較すると、米粉のほうが水分量が多くなり、カロリーは米粉パンのほうが低くなる傾向があります。

 

小麦粉よりも扱いやすい

米粉は小麦粉と違ってダマになりにくいので、ふるいにかける必要がなく、扱いやすくなっています。また、油を吸いにくいため、揚げ物をカラッと揚げることができます。
米粉はケーキやパンづくりのときなどに、水分と混ぜやすいのも特徴です。ただし、時間が経過するとボウルの底などに溜まりやすくなるので、使う前にはひと混ぜするのがおすすめです。

米粉は混ぜ合わせる物や使い方次第で、サクサクさせたり、もっちりにしたりとさまざまな食感を生み出すことができます。
小麦粉の代用品としても使いやすいので、アレルギーのある人やグルテンフリーを取り入れている人にもおすすめです。