おいしいおにぎりのつくり方

お米料理と言えば、多くの方が「おにぎり」を最初にイメージされるのではないでしょうか。
日々のお弁当やレジャーはもちろん、夜食やおやつにも重宝する「おにぎり」。おいしいおにぎりを食べると思わず頬がほころびますね。
上手に握ると、おにぎりは冷めてもおいしいのが特徴。持ち上げても崩れないのに、口に入れるとホロッと崩れます。でも、おいしいおにぎりを握るのって意外と難しいですよね。今回はおいしいおにぎりを握るコツをご紹介します。

①ご飯を炊く時は水加減を控えめに

ご飯の炊きあがりは「やや固め」の仕上がりになるように、水加減を通常より少なめで炊くのがおすすめです。
固めに炊くことで、後にご飯を「切る」時にご飯がつぶれたり、ダマになるのを防いでくれます。
お米の種類やその時の気温に合わせて、吸水時間を調節しながら炊き上げましょう。

②炊き上がったご飯を切り混ぜる

ご飯が炊きあがり、蒸らしを十分に済ませたら、ご飯をバットや大きめのお皿などにあけます。
平らに広げることで、ご飯の間に残っている余分な水分が飛びやすくなります。
そして米粒が離れるように、しゃもじを縦に使ってご飯を切っていきます。
「ご飯を切る」ことによって、炊飯器の中で密着していたお米に空気の層が生まれ、握った際にふんわりとした口あたりになります。
「ご飯を切る」イメージがしづらい方は、お寿司屋さんが寿司桶でご飯を切っている様子をイメージしてみてください。
ご飯に斜めに切れ目を入れるように、しゃもじをサッサと動かします。この時、ご飯を混ぜないように注意しましょう。ご飯にねばり気が出てしまいますのであくまで「切る」ことを意識してください。

③ほどよい塩加減とごはんが熱いうちに握る

塩と量で一番適切な量は、手を軽く濡らしたあと、指2本、もしくは3本の指の腹に塩をつけて、手になじませます。
「少し多いかな? 」と感じるかもしれませんが、塩は手になじんで程よくおにぎりに付きます。

そしておにぎりを握るときは、ご飯の熱が冷めないうちに、素早くおにぎりを握りましょう。はじめはちょっと熱いですが、そこを頑張って握ります。

氷を入れた冷水をボウルに用意して、手を冷やしながら握ると良いです。既に冷めているご飯でおにぎりを握る際は、人肌程度に温めてから握るのをお勧めします。

握る時は、赤ちゃんの手を握るようなイメージでふんわりと握りましょう。ご飯は冷めると固くなるため、ギュッギュッと強く握ると、おにぎりが冷めた時に固くなってしまいます。

温かいご飯をふんわり握ることが、冷めてもおいしいおにぎりを握るコツです。