精米機とは玄米からもみから胚芽と種皮などのぬかを取り除く機械です。それらを取り除いた状態のものが「白米」になります。精米はその直後から表面の酸化が始まってしまうため食べる直前の精米が理想的。
精米してからは栄養価が徐々に落ちていくため、いつでも好きなタイミングで精米ができることが精米機の最大の魅力といえるでしょう。以前は主に業務用が一般的でしたが、近年では小型のものが登場しスペースも取らず値段も手ごろになったことで家庭用として普及していきました。
今回は家庭用精米機の特徴と種類をご紹介していこうと思います。
家庭用精米機の特徴
- ①精米したてを食べられる。
- ②少量で精米できるので、毎食精米したてにすることもできる。
- ③すぐに精米できるので玄米で保存でき、長期間虫の心配が少なくてすむ。
- ④精米にお金がかからない。
- ⑤分搗きができる。
- ⑥自分でブレンドを楽しみやすい。
- ⑦モノによっては胚芽米や無洗米に出来る。
精米機の醍醐味として、いつでも精米したてのお米を食べれるのが最大のメリットです。
家庭用精米機には幾つかの種類に分けられます。精米機の値段により仕上がり時間や機能も違ってきます。
かくはん方式
内部にある羽根を高速回転させる精米方法。そのため温度上昇が少なくお米の酸化が抑えられ品質が落ちにくいのが特徴です。パーツの一つひとつが大きいので、使い終わった後の洗い物や片付けが楽なのもうれしいポイントです。デメリットとしては、かくはんする衝撃でお米が欠けてしまうことが挙げられます。
圧力方式
チューブにお米を通していき、そのチューブに圧力を掛けることで玄米の殻が取れる仕組みになっています。かくはん方式と比べお米の欠けが少ないのが魅力。ただ、パーツが多く後片付けが大変であるのと、温度上昇があるので酸化しやすいのがデメリットです。
圧力循環方式
圧力方式の中でも玄米を循環させる構造を持つ精米機です。圧力方式のメリット・デメリットはそのままに、温度上昇が少なくただの圧力方式に比べて精米のムラが少ないのがメリット。そのため価格が高めとなってしまいます。
家庭用精米機と精米されたお米の違い
一般家庭用の精米機は一般に出ているのは「かくはん式」と「圧力方式」の2種類が多く、どうしても精米にムラが出やすいのが多く目立ちます。それに対し
プロのお米屋さんは馬力のある「圧力循環方式」の精米機で精米を行うので、仕上がりもきれいで、精米後には割れたり砕けたお米、異色物を除去もしているので、粒ぞろいでご飯の炊きあがりにムラが出ません。プロに任せることをおすすめします。