コシヒカリの特徴

コシヒカリの由来と歴史


コシヒカリは福井県の農業試験場で生まれ、新潟県の農業試験場によって育てられました。開発に携わっていた新潟県と福井県の両県がかつて含まれていた【越国(こしのくに)】に因み【越の国に光輝く米】という願いを込めて【越光(コシヒカリ)】と命名されましたのが名前の由来です。

コシヒカリの特徴

コシヒカリは現在では、北海道、青森、沖縄を除く全国各地で栽培されており、コメの作付け面積では全体の3分の1以上の面積を誇っていますが、「特A」を得たコシヒカリは新潟の全域、長野の東信地方、山形の内陸と一部の地域のみが最高級の「特A」ランクを獲得しています。
コシヒカリの美味しさを生かした新しい品種も続々と誕生しており、「あきたこまち」や「ひとめぼれ」といった人気の品種がコシヒカリから誕生しています。
その中のひとつ「コシヒカリBL」は、いもち病に抵抗性を持つように改良された新しい品種で親であるコシヒカリとはまったく異なり、粘り気はあるもののあっさりとした味が特徴です。
それに対し、「コシヒカリ」の味の最大の特徴は、ふっくらもっちりとした粘り気と、強い旨みです。みずみずしいお米はひと粒ひと粒が光り輝き、炊きあがりも美しく炊き上がります。

お米の主成分であるデンプンは「アミロース」と「アミノペクチン」の2種類あり、コシヒカリはこのふたつのバランスが非常に取れたお米です。成分分析から化学的にもおいしさが証明されています。

旨味の強いこしひかりは、煮物やハンバーグなど濃いめのおかずにも負けない存在感があります。和食・洋食問わずどんなおかずにも合いますが、漬物やおひたしなど「ごはんのおとも」と食べるとお米本来の味を楽しめます。