「コシヒカリ」と言えば、魚沼産が有名ですよね。
魚沼産のコシヒカリは、恵まれた気候条件によって最高食味評価の特Aランクを獲得し続けていることから、「コシヒカリ」と言えば、「魚沼産」といったイメージが浸透していったのではないでしょうか。
しかし、コシヒカリは、北は東北から南は九州まで日本全国で作られているお米です。
今回は、魚沼産コシヒカリと、当店の田んぼで栽培する、飯山産コシヒカリのそれぞれの特徴をご紹介します。
魚沼産コシヒカリ
まず、魚沼産コシヒカリからご紹介します。
一般的に、「魚沼産コシヒカリ」と呼ばれるのは、群馬県・福島県との県境にあたる、全国有数の豪雪地帯でも有名な新潟魚沼地区で栽培されたコシヒカリのことを指します。
魚沼産のお米の収穫量は新潟県全体の約10%を占めており、なんと25年以上も「特A」の食味を維持し続け、国内最高評価を受けています。
そんな魚沼産コシヒカリのおいしさの秘密は、その豊かな自然環境、澄んだ綺麗な水と空気、そして、全国食味検定「特A地区」にあります。
稲穂が実る時期の気温は22℃~25℃であり、昼夜の寒暖差が激しいことも、おいしいコシヒカリを生み出す要因のひとつになっています。
魚沼産コシヒカリは、お米屋さんでも一番高い値段で取引されていることが多く、偽物も出回っているほどです。
購入する際は、生産地や生産者がわかるものをよく確認してから購入してください。
飯山産コシヒカリ
次に、当店の田んぼで栽培する、飯山産コシヒカリをご紹介します。
長野県は最北端に位置する千曲川流域であり、先ほどご紹介した新潟県魚沼地方とも隣接する、日本でも有数の豪雪地帯です。
盆地特有の昼夜の気温差や、栄養たっぷりの雪解け水で、品質の高いコシヒカリが生産されています。
価格も魚沼産コシヒカリに比べてリーズナブルで、味が劣るということもありません。
では、最後に、魚沼産、飯山産コシヒカリの違いを表で見てみましょう。
飯山産コシヒカリ | 魚沼産コシヒカリ | |
味・粘り・甘み | 味・粘りは、飯山産・魚沼産共に甲乙つけがたいほどです。どちらも昼夜の寒暖差が激しく、甘みも同等です。 | |
気候・地形 | 隣接した地域ということから、どちらも昼夜の寒暖差が激しく、豪雪地帯、盆地地形というお米の栽培に適した地域です。 | |
価格 | 10kg 6000円〜 | 10kg 8000円〜 |
栄養 | どちらも豪雪地帯ということから、雪解け水によるミネラルがたぷり含まれたお米です。 | |
収穫量 | 流通量が少なく、希少価値が高い | 総収穫面積が広く全国に流通 |
知名度・ブランド | 魚沼産コシヒカリに勝るとも評される「幻のお米」 | 全国どこででも手に入り、 ブランドとしても全国有数 |
→この表は横にスライドしてご覧ください
このように、魚沼産コシヒカリにも劣らない評価を得ているのが、飯山産コシヒカリです。
農薬使用について
各県で定めている「農薬使用回数慣行レベル」という基準があります。
長野県はカラッとした気候柄、病害虫等が発生しにくく、通常栽培でも、もともとの農薬の使用回数が新潟県に比べてかなり少なくなっています。
長野県(12回)、 新潟県(19回)
よって、長野県の飯山コシヒカリは新潟県の魚沼産コシヒカリに比べて農薬の使用が少ないということがわかります。これは一般の消費者にはまり知られていない行政レベルの数値です。
まだ、飯山産コシヒカリを食べたことがないという方は是非一度お試しください。
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