余ったご飯を上手に保存する方法

ご飯が余ってしまったときどうしていますか。

炊飯器で保温をしたり、冷蔵庫で保存をしたり、でも炊いたばかりのようなおいしさはなくなってしまいますよね。

では、どのようにご飯を保存したらいいのでしょうか。

保存方法

お米にはデンプンが含まれています。
生のお米のデンプンは「βデンプン」なので、このままでは食べることができず、おいしくもありません。

お米を炊くとβデンプンが「αデンプン」に変わり、柔らかくおいしく食べられるようになります。

ところが、ご飯が冷めるとαデンプンがβデンプンに近い状態に戻り、パサパサとして固くなります。

冷蔵庫で保存をするとパサパサになってしまうのは、βデンプンに戻ってしまうからです。

冷蔵庫で保存をするなら、2日程度までにしましょう。冷ましたご飯をラップに包みます。

このとき、ご飯とラップの間にすき間がないようにしつつも、ふわっと包みます。

ギュッと包むと粒同同士がくっついてべちゃっとします。

長期保存をするなら冷凍庫で保存をしましょう。

ラップにご飯を包むときには、全体的に厚さを均等にして平たくします。

このようにすることで均一に冷凍・解凍することができます。

解凍は電子レンジで行います。

お米に含まれるでんぷんは、0~60度くらいで含んでいる水分が表面に出てきて粘りがなくなります。

おいしく食べるためには、急速冷凍・急速解凍がポイントです。

冷凍庫で保存をする場合は長くても1か月程度にしましょう。

おいしく食べられるのは4日程度まです。
長期間冷凍庫で保存をしていると、ご飯に含まれる氷が水蒸気になって出ていき、ご飯が真っ白になります。
パサついておいしさがなくなります。

おひつで保存

おひつで保存することもおすすめです。

木製のおひつは、ほどよく水分を吸ってくれておいしさが保たれます。

おひつに入れて冷蔵庫で保存をするよりも、常温で保存をした方がおいしいです。

しかし、夏場は菌が繁殖する心配があるので、衛生面に気をつけてください。

常温で保存をする場合は1日を限度にしましょう。

炊飯器の保温機能を活用して保存をしている方もいると思います。

炊飯器で保温をして保存をしておくと、温かい状態が保たれて便利ですよね。

しかし、おすすめできない方法です。

長時間保温をしておくと、ご飯の周りに膜ができて次第に黄ばんできます。

温かいため菌が繁殖する心配もあります。

また、長時間保温をしていると電気代もかかります。

炊いたご飯はラップに包んで冷蔵や冷凍保存をするか、おひつで常温保存をするとよいでしょう。

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