圧力鍋でご飯を炊くメリット


スイッチひとつでご飯が炊ける炊飯器は近年美味しく炊ける土鍋炊飯器や釜戸で炊いたような炊き上がりができるなどの高級炊飯器も多く出ています。しかし、圧力鍋による炊飯は、このような高級炊飯器よりも美味しく時短にお米を炊き上げることができ人気です。
ここでは圧力鍋による炊飯のメリットをいくつかご紹介いたします。

炊飯器の早炊き機能より早く美味しく炊ける

炊飯器で早炊きをしてしまうと(通常25分~35分程度)、お米に芯が残ったりして、通常炊飯よりも仕上がりには劣ってしまいます。しかし圧力鍋での炊飯時間は、炊飯器の早炊きと変わることなく、それ以下の時間でより美味しくお米が炊くことができます。

お米の甘みが大幅に増す

圧力鍋の場合、米粒ひとつひとつに元々含まれる水分も利用し、ギュッとお米を時短で炊くことができますが、これはお米本来の味と甘さを最大限に引き出すことにも繋がります。
初めて圧力鍋で炊飯した人であれば、普段と同じお米を使っても、炊き上がりの最初の一口でお米の甘さの違いを実感していただけると思います。

光熱費の節約になる

炊飯器であれば、炊飯開始から保温中までずっと電気を使用しますが、圧力鍋であれば加圧のみのガス代or電気代となるため、自然と光熱費も下がります。
しかし、普段から炊飯器の保温機能を長く使う傾向にある方にとっては、「圧力鍋では保温できないから残念…」と感じる方も多くいらっしゃると思いますが、そもそもお米は、研いでもぬかがある程度残ってしまうので、保温しておく間も雑菌が繁殖し、嫌な臭いが出てくるのが特徴です。
また、炊飯器による保温のし過ぎは、お米が黄ばむ原因にもなるので、圧力鍋で保温をする場合は、最大でも2時間までで、それ以上おくと熱や蒸気によってお米が傷んでしまいます。それ以上お米を置く場合はお米を冷蔵庫で保存して食べる際にレンジで温める方が、より美味しい期間を長くし、さらにより衛生的にお米をキープすることができます。

1合炊きでも芯が残らない

圧力鍋は、1合炊きをしても、炊飯器のようにお米に芯が残らず、ふっくらツヤツヤ米に炊飯することができます。
ご飯を焦がさないように工夫がされている設計の場合が大半なので、炊飯時の温度も圧力鍋のように高くキープするのは困難のため、少ない量を炊飯するときは炊き上がりにムラがでるため、お米の芯が残ったり、べちゃべちゃになったりしやすくなります。