誰でも簡単に作ることが出来るおにぎりですが、実は握り方やご飯の炊き方などによってその美味しさは変化するといわれています。
せっかく食べるのならば美味しいものを食べたいですし、美味しいおにぎりを作るためのポイントを覚えておくのもよいでしょう。
まずお米を炊くところからおにぎり作りは始まります。
おにぎりを作るときのお米の炊き方
おにぎりを作るときは水加減をいつもより少なめにして、少し固めに炊き上がるようにします。
こうすることによってお米が潰れてしまったり粘ついてくっついてしまったりすることを防ぐことができ、口当たりの良いおにぎりが作れるようになります。
また、お米を研ぐ際には濁りが取れるまで研いでしまうとお米の旨味や栄養まで逃げてしまうため、水を変えるのは三回程度で良いとされています。
お米が炊きあがったら切る、つまりほぐす作業に入るわけですが、この時お釜の中でその作業をするのはあまりおすすめできません。
狭いところで切ってしまうとベタついたりする可能性があるため、
バットやまな板など広く平らなところに移してから切ってあげましょう。
こうすることで余分な水分を飛ばし、空気をたくさん含ませることが出来るのです。
おにぎりの握り方
ごはんの準備ができたらいよいよ握ります。
熱いから少し冷まして、と思ってしまいがちですが、そうすると固く握らなければまとまらなくなってしまいます。
すると口当たりも固くなってしまうため、熱いうちに握るのがおすすめです。
塩の量は好みによって調整しますが、少し湿らせた三本の指の腹に付けるくらいが目安です。
握っているうちに手にも吸収され、程よい塩気のおにぎりとなるでしょう。
口の中でほろっと解けるおにぎりの握り方ですが、あまり三角形にするぞと意気込まずに優しく握るのが良いようですね。
あくまでもごはんをひとつにまとめるようにして、手に収まる程度のごはんの量を三回ほど握ります。
三回では少ないと思ったら、均等にまとまるように六回に増やしてみるのも良いでしょう。
持ち運ぶときのラップ
衛生面の心配や、持ち運ぶからラップを使って握ておこうと思うこともあるかもしれません。
その場合には握った後に一度ラップを外し、持ち出す際に再びラップで包んであげるのが良いとされています。
これは握った後ラップに包んだままにしておくとごはんから水分が抜けきらず、べたっとしてしまうためです。
塩は事前にごはんに混ぜておくか、握った後のおにぎりにまぶすようにすると良いでしょう。
具材を入れるときには少量の濃い目の味付けのものがおすすめですが、もちろん何を入れても問題はないため、好みに合わせて選択しましょう。
普段何気なく作っているおにぎりも、少しこだわってあげるだけで格段に良いものが出来上がります。
誰でも握れるものだからこそ、少しの手間とコツを学んでおいしく握りたいものですね。
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