圧力鍋で炊飯しようとしても、「柔らかく炊けてしまった」、「芯が残って固く炊けた」などと意外と上手く出来ないなどの経験ありませんか?
圧力鍋はコツさえ掴めば、簡単にふっくらツヤツヤのご飯を炊くことができ、炊飯器よりも美味しく、時短で炊飯することができるのです。
ここでは、圧力鍋で簡単においしく炊けるコツをご紹介いたします。
研いだ後にしっかりと浸水させる
圧力鍋でお米を炊くときに大切なのは、研いだ後にしっかりと浸水させることです。お米をしっかりと浸水させると芯まで火が通りやすくなり、より美味しいごはんが炊きあがります。
浸水する目安としては、夏場で30分、冬場で1時間くらい浸水させると、ご飯を炊く前にお米が水を含んで、炊き上がるときに芯が残らなくなります。
水加減・水の量に注意する
圧力鍋で炊飯する際の最大のコツが、この水分量です。
浸水させたお米はザルにあげて水をよく切り圧力鍋に移します。水の量はお米2合に対して450ml、3合に対しては650mlを目安にするのがおすすめですが、新米や無洗米などはお米自体に水分があるため水の量を気持ち少なめにしたり、古米の場合は乾燥しているため水の量を少し多めにしたほうがよりおいしくふっくらと炊き上がります。
火加減と炊き時間に注意する
沸騰し、加圧がはじまってから、約2分はそのまま強火にし2分過ぎたら、火を止めます。
圧力ピンが下がるまで(ふたが開くようになるまで)放置し、約10分後ふたが開くようになったら炊き上がりです。
お米の量が5合以上のときは、加圧時間を3分くらいにしてで火を止めて約20分くらいするとふたが開くようになります。
加圧時間を長くすると炊き上がりの時にお米が焦げたりするので、キッチンタイマーなどで正確に時間を図ることをおすすめします。
炊飯後はすぐに蒸気を逃がす
炊飯器の場合、蒸らすという作業がお米を美味しくするポイントですが、圧力鍋ではそれはしてはいけません。
圧力鍋で炊飯した後に、すぐに蒸気を逃がさないと、お米がべちゃべちゃになり、おかゆのようになってしまいます。
ただ、すぐにフタを開けるのは急激な減圧によって圧力鍋による事故が起こってしまうので、蒸気抜きだけすぐにするようにして下さい。