お米を発酵させて作るのが日本酒です。
精米、洗米、蒸米、製麹、仕込み、上槽、おり引き、ろ過、火入れ、貯蔵などいろいろな工程を経て美味しい日本酒へと仕上げています。
この日本酒は精米歩合などにより、いろいろな種類に分類されます。
お米は籾、糠、胚乳と大まかに分けて3層構造となっています。
お米の収穫後、籾は機械を使用して取り除きます。
この籾を取り除いたものが玄米です。
玄米から糠を取り除くとご家庭でいつも召し上がっている白米となります。
お米には様々な栄養素が含まれていますが、磨き上げるとその栄養素は落ちてしまいます。
しかし日本酒の場合は不要な栄養素もあるのです。
お米の外側にはタンパク質が含まれています。
このタンパク質が多すぎると雑味が出てしまうのです。
磨けば磨くほどタンパク質を除去することが可能、雑味の無いスッキリとした味わいの日本酒に仕上がります。
精米歩合50%以下、麹歩合15%以上の日本酒は大吟醸酒と言います。
精米歩合50%以下はお米を50%以下まで磨き上げていると言う意味になります。
日本酒の種類の中でも最も磨き上げており、高級な日本酒となっています。
大吟醸酒
大吟醸酒では少しアルコールを加えて作っています。
このアルコールを加えずに作ったのが純米大吟醸です。
精米歩合と麹歩合は大吟醸酒と同様です。
大吟醸酒は香り高く後味が良いと言う特徴、純米大吟醸はコクがあると言う特徴があります。
精米歩合60%以下、麹歩合15%以上の日本酒は吟醸酒と言います。
大吟醸酒や純米大吟醸と比べると磨き具合が少なくなっています。
アルコールを加えずに作ると純米吟醸酒と言う種類になります。
大吟醸酒と比べると香りは落ちますが、コストパフォーマンスの高い日本酒です。
精米歩合70%以下、麹歩合15%以上の日本酒は本醸造酒となります。
アルコールを加えて作っています。
日本酒の中でも価格が安いため、手軽に楽しむことが可能です。
辛口の日本酒が好みと言う方に適した種類です。
純米酒
その他にも純米酒と言う種類があります。
此方は精米歩合が特に決まっておらず、麹歩合15%以上、アルコールを加えずに作っていると言う特徴があります。
そのため純米酒は酒造によって精米歩合が異なります。
酒造によっては純米酒でも精米歩合60%以下、吟醸酒と呼べるほど磨き上げていることがあります。
磨き上げたお米を使用すると日本酒にうま味が出やすいです。
初めて日本酒を飲むと言う方は吟醸酒や本醸造酒、または純米酒の方が飲み易いです。
いろいろな種類を飲んでみて好みを探してみて下さい。
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